なぜデザインの「手前」のリサーチを重視するのか? | we+ 林 登志也さん、安藤北斗さん〈1/4〉
「デザインの手前」は、デザインに関わる編集者2人が、さまざまなクリエイターをお招きし、デザインの本質的な価値や可能性についてお話しするトークプログラム。ニュースレターでは最新エピソードの内容をテキスト化してお届けしています。今週から2組目のゲストとなるコンテンポラリーデザインスタジオ「we+」の林登志也さんと安藤北斗さんが登場。we+が大切にしているデザインの「手前」のリサーチについて伺いました。
新たな視点と価値を形にするデザインスタジオ
山田:「デザインの手前」2組目のゲストとしてお招きするのはコンテンポラリーデザインスタジオ・we+です。
原田:4月下旬に開催されるミラノデザインウィークに行かれる直前のwe+のおふたりにお話を伺っていきます。山田さんは、ミラノデザインウィークには何度も足を運ばれていますよね。
山田:はい。ミラノデザインウィークは基本的には家具の見本市で、ビジネスマーケットに対して新作の家具が発表されるということがメインではあるのですが、それに付属して新しいデザインの方向性や潮流が示される場でもあります。今回のゲストであるwe+はわかりやすいプロダクトをつくっているわけではないのですが、考え方の原点というか、根っこの部分を企業とのリサーチや自主的なリサーチを通して考えられていて、それをもちろん形にはするのですが、形そのものがメインではなく、主題となっているのはその考え方やリサーチの手段であり、その中から見つけていったものに本質があるんですね。それは日本では大きな潮流というわけではないと思いますが、世界的には大きな流れになっていて、それをいち早く日本で取り組んでいて、世界的にも評価をしっかり受けています。この収録ではその辺りのお話をお聞きできればと思っています。
原田:では、2組目のゲストとしてご登場いただくwe+の林登志也さんと安藤北斗さんです。よろしくお願いします。
林&安藤:よろしくお願いします。
原田:まずはwe+のプロフィールを簡単にご紹介します。we+は林登志也さんと安藤北斗さんによって2013年に設立されたコンテンポラリーデザインスタジオです。「新たな視点と価値を形にする」ということを掲げて、自主プロジェクトやリサーチ、R&D、インスタレーション、企業のコミッションワーク、プロダクトや家具のデザインディレクションなどをされています。エルメスやイッセイミヤケなどファッションブランドのウィンドウディスプレイのインスタレーションもされていて、そのあたりを目にされた方もいるかもしれません。また、ミラノデザインウィークなど海外での発表にも積極的で、オランダのデザイン誌『FRAME』の「FRAME Awards 2023」で「Reform」がFurniture of the yearを受賞されているところからも国際的な評価の高さはわかると思います。では、それぞれ簡単に自己紹介をお願いします。
林:we+の林です。we+の説明はいましていただいた通りで、たしかにわかりやすいところとしてはウィンドウディスプレイなどもしていますが、最近はリサーチをしてそこから何かを生み出すということに力を入れています。昔から自然現象に魅せられていて、霧のインスタレーションにリサーチから取り組んだり、最近は廃棄物と言われるようなものたちを東京の土着の素材と見立てて、そこから何ができるのかということもやっています。
安藤:we+の安藤です。今日は、僕らが取り組んでいるリサーチについて色々お話ができればと思っていますので、よろしくお願いします。
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ミラノで発表される3つのプロジェクト
原田:「ミラノデザインウィーク2024」は4月16日から21日までの開催ですが、we+はどんなプロジェクトを発表されるのですか?
林:今年は3つプロジェクトを発表します。まず1つ目は、ミラノ中央駅の高架下のDROP CITYという場所で、島津製作所という京都の企業とのコラボレーションによる「WONDER POWDER」というマテリアルを粉末化するリサーチプロジェクトとインスタレーションを発表します。2つ目がイタリアのelicaというキッチンブランドがあるのですが、今年(のミラノデザインウィーク)がユーロクッチーナといってキッチン(の見本市)の年ということもあって特に力を入れて出展されるみたいなのですが、そのブランドのインスタレーションをパラッツォリッタという17世紀頃に建てられた有名なバロック建築物の中庭で行います。3つ目はポータブル照明のアンビエンテックさんとずっとつくってきたRemliという作品です。これは僕らが取り組んできた「Urban Origin」シリーズという廃棄物のリサーチプロジェクトから派生して生まれたもので、いつもwe+の作品を発表・販売させてもらっているロッサーナ・オルランディ・ギャラリーで発表します。
原田:ありがとうございます。(ミラノデザインウィークで)3つのプロジェクトを発表するというのは普通のことなんですか?
林:いや、今年たまたま発表になるものも含めてなのですが、なかなかヤバいですよね(笑)。
原田:それだけ引き合いがあるということですよね。
山田:そうですよね。自発的なプロジェクトというよりはパートナー、クライアントがいるものなので、対話が必要になるわけじゃないですか。
林:そうですね。モノをつくって置くだけであればまだ良いのですが、サイトスペシフィックなインスタレーションが島津製作所とelicaの2つあるので、現場で色々頑張らないといけないというのが僕らもかなりドキドキしているところです(笑)。
原田:ここまでにもwe+はリサーチに力を入れているという話がありましたが、今日はそんなデザインの「手前」にあるリサーチの話を色々聞いていきたいと思っています。
論理と感性を行き来するリサーチ
原田:デザインにおけるリサーチというと、ものをつくるためのインスピレーションを得るためだったり、ユーザーにインタビューしたり、観察するといったデザイン思考やUXリサーチ的なものだったり、あるいは競合や売場のリサーチなどマーケティングリサーチのようなものなど色々な側面があると思うのですが、we+にとってのリサーチはどんな位置づけにあるのですか?
安藤:我々はアーティスティックリサーチという領域に取り組んでいるのですが、これはどういうものかというと、対象物に対して自分たちの直感や主観を大切にしながら、マテリアルの実験やフィールドワークを行っていくという感性的なアプローチです。直感を大事にする感性的なアプローチと、情報やデータの集積から客観的な視座を得るための論理的なアプローチの双方を行ったり来たりしながら、物事や対象への理解を深めていくというの僕らのアーティスティックリサーチです。
もちろん、リサーチというのは客観的なデータを丁寧に読み解いていくということが重要ですが、自分たちが面白いと感じたりビビッときたものに対して突っ込んでいきながら、なんでこれが面白いのかというのを逆にロジックで裏付けしていくところがあって、それが他のデザインリサーチとは異なるところなのかなという気がしています。
原田:たしかに「直感」や「感性」というのはリサーチとは遠いところにあるようなイメージがありますね。
山田:こうしたアプローチはどのように生まれていったのですか?
林:もともと自然現象やマテリアルに興味があったのですが、自分たちで手を動かすことは必然的にやらざるを得ないというか、そうしないと新しいものが見えてこなくて、そういうことをやっていたのですが、それだけだと片手落ちな感じがしてくるというか、凄く視野が狭いような印象もやっていて感じていたんですよね。
もちろん目の前に面白いものが出てくるんですけど、そもそも素材の背景にあるストーリーとか、そういうことも知らずにそこだけで面白がっているのはちょっと子供っぽいというか(笑)。もちろん子供っぽい良い側面もあるのですが、それが目新しく見えている理由は何だろうとか、なんでそういう素材を使っているんだろうとか。やっぱりそこに論理的なリサーチや、歴史的な文脈の理解みたいなことが合わさっていくことで説得力が増してくるということを感じるようになり、論理と感性の両方を丁寧にやっていくことが大切なのかなというところに行き着きました。
安藤:そのきっかけとなったのが、「Nature Study:Mist」という浅草で行った自分たちの個展です。最終的には霧のインスタレーションという作品と帰結しているのですが、「そもそも霧ってどういうものなんだっけ?」とか、「霧を扱う他のアートのインスタレーションやデザインの作品はあるんだっけ?」とか、そういうコンテクストのところから紐解いていったり、フィールドワークを行ったり、マテリアルのリサーチをするプロセスも展示するというところで、自分たちがやっている行為と、社会というか外側との結びつきを確認したかったんです。このエキジビションから色々進めてきた感覚はありますね。
リサーチとアウトプットの関係性
原田:リサーチというのはアウトプットありきで、そこから逆算をしてリサーチをしていくというのがイメージしやすいのですが、例えば「霧」というものに興味を持たれてリサーチを始める段階で、どこまでアウトプットが見えているのでしょうか?
林:アウトプットの場所としてミラノのような場所が強制的に決まるケースはあるのですが、内容が最初から決まっているケースはほとんどなくて、むしろリサーチの途中まではほぼ白紙というか何も見えてない状態で、手を動かして見えてくるものと、フィールドワークやヒアリングを通して見えてくる情報とがかけ合わさって徐々に形が見えてくるというケースが多いですね。あまりに見えてなさすぎて不安というのが正直最初の段階ではあるかもしれません(笑)。
山田:効率だけで考えていくと、ある程度ゴールが見えている方がやりやすいですよね。
林:そうですね。やりやすいんですけど、もうアウトプットするだけだと簡単じゃないですか。テクノロジーが本当に進化しちゃって、プロンプトを書けば正直カタチができてしまう世の中なので、多分カタチをつくるという行為だけでデザインなんだというのはちょっと片手落ちになってしまいつつあるのではないかという気がしていて。いま大切なのは、カタチを与えるその手前の部分にどういうことを考えるかとか、自分たちの足で何をそこから引っ張ってこれるのかとか、そういうところにあるのかなと。
原田:リサーチというのは多かれ少なかれ、成果物に向けていろんなデザイナーがされていると思うのですが、通常はあくまでも成果物の強度を高めるためにリサーチがあって、それ自体はあまり表に出てこないと思うんです。でも、カタチをつくるだけがデザイナーの役割ではないという話でいうと、リサーチというプロセスを通してどんな思考をしたのかということをドキュメントや映像、展示にするなど、プロセスをアウトプットしていくこともデザインのひとつの役割としてやられているのかなと。
安藤:例えば、島津製作所とのプロジェクトでは、鉱物であったり、いわゆるロウマテリアルと呼ばれるものを粉砕して、水の中でどういう挙動を見せていくのかというプレゼンテーションをしていくんですけど、そこでは凄く美しい粉の舞い方みたいなものが見られるんですよね。それと同時に、その動き方がどういう風に起こっているのかというのを島津さんの機器で分析しながら、こういうカタチだから、あるいは密度や粒度がこうだからということを徐々に解き明かしていこうという試みなんですけど、一般的にインスタレーションを展示する場合、その美しい動きだけを抽出して最大化してあげるというやり方でもいいと思っていて、それでひとつの極めて美しいインスタレーションになりうるんです。でも、我々が島津さんと一緒にリサーチしてきたプロセスの中には色々な可能性というものが転がっているはずで、それらをすべて見せていくというのがこのプロジェクトなんですね。
最終的にわかりやすい作品然としたインスタレーションがあるのではなくて、その「手前」ですべて止めている。意図的に手前で止めて色んな可能性をみてもらいたいというのがあるので、作品をつくるというところがゴールではなかったんです。そのプロセスに価値があるのではないかと我々としては思っているということですね。
林:さっきの霧の話も含めて、リサーチとアウトプットを両方ちゃんとやっていきたいということをこの5年くらいやっているんですけど、リサーチというのは凄く難しくて。アウトプットはまだ僕らにとっては簡単で、やっぱりカタチが見えますし経験値もあるので、ある程度we+らしいスタイルに収めていくということもコントロールできる分、ある意味簡単だとは言えるのですが、リサーチは非常に難しくて。僕らも偉そうに言っていますが、正直どうすることが強度のあるリサーチなのかということはまだわかっていないんですよね。ずっと実験を繰り返しているというか。
安藤:カッコ良いことを言いたいところではあるのですが、本音を言うと間違いなくそうで、ずっと悩んでいるし、変わり続けようという感覚というのもありますね。
原田:「リサーチ」と「アウトプット」というのは、「問い」と「答え」の関係性にも近い気がしています。わかりやすく言うと、デザインというのは問題解決で、アートは問題提起だという話があったと思うんですが、これからはデザインも問題提起をしていくことが大事だという面があると思うんですね。「問い」が大事だという話はたしかにそうだと思いつつ、何か成果物をつくるために「問い」があるというよりは、「問い」と「答え」が相乗効果を生んでいくような、リサーチがあってアウトプットがあって、またそこからなにか新しい問いが生まれるというそういうプロセスが大事になってきているのかなと。そう考えると、we+には「プロダクト」というよりは「プロジェクト」として継続していくようなものが多いのかなという気がします。
林:そうですね。だから、どういう視点でリサーチをしているのかとか、そこに行って何を見つけたのかといった話がかなり重要だと思っていて。インターネットで調べても絶対に出てこないような、現場に行ってその人の話を直接聞いたからわかったこととか、あるいはそこで感じたことなどをアウトプットに結びつけることができるのが一番強いというか。オリジナルの問いがそこに立てられて、オリジナルのアプトプットが出てくるみたいな話になるのでそれが一番強いですし、たしかに正直アウトプットしたものがゴールではないというか。アウトプットしてまたその次が見えてきてみたいなことが順繰りに回っていくような傾向が、昔以上に強くなっているのかもしれないですね。
企業がデザイナーに求めること
原田:we+のリサーチはパートナー企業がいるものと、自主的にやっているものに大きく分けられると思いますが、リサーチのようなことを企業がデザイナーに求めるようになってきているというか、企業側がデザイナーに求めるものが変わってきているということでもあるのかなと感じます。
安藤:そうですね。島津さんとのやり取りの中で具体的なお題というのは明確に決まっていなかったんですね。いまこういうことが気になるとか、この辺を掘っていくとプロジェクトとして成立するのではないかとか、本当にゼロベースで島津の方々とディスカッションしながら、ゴールがまったくない状態からプロジェクトが始まっています。なんとなく印象として、クライアントワークのときもそういうプロジェクトが増えてきている気はしていますし、自分たちが何かゴールを求められている仕事でも、仮説として成果物は一旦つくるのですが、それをどんどん変えていきましょうということにクライアントを巻き込んでいって、最終的にリサーチだったりスタディを繰り返すことによって良い方に引っ張っていくので、アウトプットが当初思い描いていたものと全然異なってきているというのが結構多いです。そういうクライアントがたまたま僕らの周りに多いのか、一般的にもそうなのかはちょっとわからないんですけど、肌感覚では増えてきているなと感じます。
林:企業の活動は基本的に利潤を追求で、そのためにデザインというのは売れやすいものをつくるとか、コミュニケーションを円滑にするという役割が一般的だったこの数十年間という話はあるじゃないですか。ただ、どんどん社会が成熟しているということなのか、コミュニケーションが成熟していることなのかわからないんですけど、ただ買ってくださいというこれまでと同じコミュニケーションをしていても、正直誰も振り向かなくなっているというのはあって。「いま何をやるのが意味あるんだっけ?」といった意味論に全体的になっているのかなという気がしますね。
安藤:産業としてのデザインというのがある種飽和状態になっていて、何のためのデザインなのかという、どこかで聞いたことがあるような本のタイトルなんですけど(笑)、「産業のためのデザイン」というのはもちろん生き続けるんでしょうけど、それとは別軸として「文化のためのデザイン」とか「◯◯のためのデザイン」という方向をみんな探している感じはしますけどね。
山田:これまで単年度というか短スパンのものの考え方で進んできたものが、ゴールが見えない中でボールをどこまで遠くに投げられるかということをやらないと自分たちの未来がないというか。企業としてももっとロングストロークなものを投げないとまずいなとなってきた時に、答えありきでリサーチを進めていくのではなく、答えが見えなくてもいいからリサーチの過程こそ大事にしたいという考え方が、この5年くらいの間で目が向けられるようになってきたのかなと。もしかしたらコロナで経済活動が一回ストップしたということもあって、もう少し長い時間軸で考えないといけないという振り返りみたいなことが企業内でも起こっているのかなという気がします。
安藤:仰る通りだと思いますね。戦後のデザインの役割というのが令和の時代に大きく変わりつつあるという感覚は、こと日本国内に関しては特に強いですね。
未来のために「問い」を立てる
林:未来をどうするのかという話の時に、もちろん「売上を伸ばす未来」というのはいまだにあるとしても、そういう軸だけ考えていてもダメな未来という話の時に、何から取り組めばいいのかと言うと、やっぱり自分の足元を見つめるとか、「そもそもいまどういう環境にあるんだっけ?」みたいなことですよね。みんな未来を考えたいんだけど、先ほどの話で「問い」を立てられない。まず問いを立てないとその先の話を構築できないという時に、その問いをどのようにして立てるのかということが大切なんですよね。問いを立てるのは別にデザイナーに限らず、みんなにとって大切で、デザイナーにも大切という話になっているだけなのかなという気もします。
原田:その時に、デザイナーというのは問いを立てつつカタチもつくれる。先ほどの話にも戻りますけど、両方ができるというのは役割として他にはないということなのかもしれないですね。
安藤:そうかもしれないですね。その問いを立てるという時も、何か答えをつくるという時も、関係性というのが凄く重要になってくると思うんですよね。周囲との関係性の中でどういう問いを立てられるのか、その関係性の中でどういう答えをつくっていくのかという。その関係性というのはリサーチによって形づくられていくという感覚はあるのかもしれません。
林:例えば、環境問題にしても、色んな切り口・視点があるので、正直これが絶対正しいというのは存在しないと思うんですけど、唯一正しいのは自分で感じたこととか、現場に足を運んだりしたことで。実際に廃棄物処理工場みたいなところに行って感じることだったり、そこで得られる情報というのは唯一自分にとっては正しい情報になるのかなという気がしていて、そこを起点にしてものは語るべきなんじゃないかな、ものをつくっていくべきではないのかなとは思うんですよね。
こと廃棄物ということだけで言うと凄くネガティブな印象もありますが、実はやれるべきことというのは結構やり尽くしてるとまでは言わないですが、かなりやろうとしている現場というのがあって。その中で何をすべきなのみたいな話は、ちょっと使い終わっているプラスチックがあるから何かつくろうぜみたいなこととは全然違うところに話の本質があるので。やっぱりそこをちゃんと取りにいかないといけないというのは、別には廃棄物に限らず色々なテーマにおいて思うことですね。
原田:ものをつくるデザイナーにせよ企業にせよ、ものをつくる前に、その背景にある物事を知ろうとする態度をしっかり見せていくというか、それ自体も大事になってきているところがありますよね。
山田:自分たちのアイデンティティをどこに置くのかということをもう一回考えないといけない時代性というのもあるのかなと思っていて。企業もそうだと思うんですよね。企業というものの人格がどこにあるのか。ある意味we+の仕事は企業のカウンセラーみたいなところもあるのかなと。カウンセラーと言うと答えを導いてくれる人のようだけど、一緒に(答えを)考えようみたいなスタンスが凄く求められていて。
原田:先ほど産業としてのデザインという話もありましたが、近代以降のデザインの源流というか、ものづくりの源流に立ち返っていくようなものづくりもwe+の特徴だと思いますので、次のエピソードでは近代デザインの手前にあるものづくりというテーマでお聞きしていきたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。
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