他者に開かれ、アップデートを続ける1年限りの実験場 | buff・中尾文哉さん + 宮下翔多さん + 山口日和さん
「デザインの手前」は、デザインに関わる編集者2人が、さまざまなクリエイターをお招きし、デザインの本質的な価値や可能性についてお話しするトークプログラム。ニュースレターでは、最新エピソードの内容をテキスト化してお届けしています。今週は、3月7日に行われる番組2周年記念イベントのお知らせに加え、会場となるbuffの運営メンバーをゲストにお招きし、これまでの歩みや制作者が場を持つことについて伺いました。
2周年記念公開収録イベント開催!
原田:今日はオンラインでの収録となりますが、番外編的な回をお届けしたいと思います。このエピソードが配信されるのは2月の後半かと思いますが、この4月で「デザインの手前」は2周年を迎えます。昨年の4月にも、1周年記念の特別企画を実施しました。その時はプロダクトデザイナーの柴田文江さん、グラフィックデザイナーの原研哉さん、建築家の藤本壮介さん、インターフェースデザイナーの中村勇吾さんという4名に週替わりでご登場いただきました。いま振り返ってもなかなか贅沢な企画だったかなと(笑)。
山田:実現するとは思わずにお声がけしたら、皆さんに出ていただくことができたという(笑)。
原田:皆さんのご厚意によって実現できたのですが、かなり大きな反響がありました。この企画をきっかけにリスナーがぐっと増えた実感もありました。
今回の2周年もまた何かしらやりたいと山田さんと話してきました。前回は各界のレジェンド級のデザイナーの方々でしたが、今回は逆に、これからのデザイン領域を牽引していくであろう新世代のデザイナーの方たちをお招きする形で進めています。ゲストは全員1990年代以降のお生まれで、年齢は30歳前後です。僕たちがいま40代半ばなので、一回り以上若い方もいるかもしれません。
山田:そうですね。通常の回は僕たちと同世代のゲストが多く、若い世代の方にご登場いただく機会はそれほど多くありませんでした。 ただ、今回お声がけした方々は、すでに第一線で活躍されている方ばかりで、どのようなお話が聞けるのか楽しみですね。
原田: 建築家の板坂留五さん、グラフィックデザイナーの坂本俊太さん、クリエイティブディレクター・映像作家の鈴木健太さん、そしてプロダクト・インテリアの分野で活動されている竹下早紀さんの4名に出ていただくことが決まっています。 そして今回は、1日ですべてまとめて公開収録するイベントとして行うことになりました。
これまでもDESIGNTIDEやdotFesといったイベント内で公開収録を行ったり、僕や山田さんが聞き手を務めるトークイベントを配信したりはしてきましたが、番組単独の主催イベントとしては今回が初めてですよね。
山田:そうですね。ずっとやりたいとは思っていましたが、準備も大変なのでなかなか実現できずにいました。
原田:それが今回、念願叶って実現できることになりました。これだけ色々な領域のデザイナー4名の話を1日で聴ける機会はなかなかないのではないかと思うので、ぜひリスナーの皆さんには会場へお越しいただきたいと思っています。
配信のタイミングでは、Peatixの参加申し込みページが公開されているはずですので、概要欄のリンクからぜひお申し込みください。
日時は3月7日土曜、14時頃のスタートを予定しています。今回会場としてお借りするのは、東京・桜新町にある「buff」というスペースです。
「デザインの手前」2周年記念公開収録
日時:3月7日(土)14:00〜21:00
開場:buff(東京都世田谷区桜新町2-18-16)
登壇者:板坂留五(建築家)、坂本俊太(クリエイティブディレクター・アートディレクター・グラフィックデザイナー)、鈴木健太(クリエイティブディレクター・映像作家)、竹下早紀(デザイナー)
入場料: 無料(1ドリンクオーダー制:1,000円)
内容: 公開収録(個別インタビュー)+会場限定クロストーク+交流会
参加申し込み:https://design-no-temae-2nd.peatix.com
告知グラフィック:山口日和
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桜新町のオルタナティブスペース「buff」
山田:buffは、いわゆるオルタナティブスペースですね。イベントが開催される一方で、古着が売られていたり、ワインやコーヒー、デザインの本を楽しめたりもします。近所の方からデザイン関係者までが集まる不思議な場所ですが、いまの時代を象徴するような空間だと感じています。僕たちが番組で志しているものとも共鳴する部分があり、今回お借りすることになりました。
原田:「buff」は、TANKという施工会社が運営しているスペースなんですよね。TANKといえば、以前番組にご出演いただいた長坂常さんをはじめ、多くの建築家や空間デザイナーと協働されている施工チームですが、そうした会社が自らスペースを運営している点も非常に面白いと感じています。 今日はイベントの告知を兼ねた回ではあるのですが、会場をお貸しいただくbuffの運営に携わっている3名をゲストにお迎えしました。宮下翔多さん、中尾文哉さん、そして山口日和さんです。皆さん、よろしくお願いします。
中尾+宮下+山口:よろしくお願いします。
山田:よろしくお願いします。

原田:3名それぞれ活動の領域や所属しているチームが異なるかと思いますが、まずは自己紹介を兼ねて、普段の活動内容やbuffとの関わりについてお聞かせいただけますか?
中尾:中尾文哉と申します。2013年から株式会社TANKに所属し、現場監督や設計業務に携わってきました。現在はbuffの店長として店舗運営を統括しながら、店舗の工事なども担当しています。よろしくお願いします。
宮下:宮下翔多です。僕はスキーマ建築計画に10年ほど在籍し、昨年独立しました。現在は個人での活動と並行して「UM(アム)」という建築コレクティブを主宰しています。 独立当初、働く場所を探していて転々としていたところ、TANK代表の福元(成武)さんから「席あるから使っていいよ」と声をかけていただき、現在もTANKのオフィスに居候しています。そのタイミングで、中尾くんから店を立ち上げる際に手伝ってほしいと誘われたのがきっかけです。主にお店の企画やコンセプト、イベントなどを通じた人が絡むためのきっかけづくりなどを手伝っています。
原田:宮下さんは、昨年12月のDESIGNTIDEで会場デザインをUMとして担当されていましたよね。僕らがDESIGNTIDEで公開収録を行った際にご挨拶させていただき、そこから今回のイベント開催にもつながっていきました。では、山口さんお願いします。

山口:グラフィックデザイナーの山口日和です。2025年5月に独立し、現在はフリーランスとして活動しています。 TANKとは独立する数年前から、設計施工を手がける空間の展示グラフィックやサイン計画などでご一緒させていただいていました。そのご縁で中尾さんからお声がけいただき、buffのロゴやサイン、パッケージ、店内のPOPや値札といったスモールグラフィックに至るまで、アートディレクションとデザインを一式担当しています。
原田:今回の2周年イベントのグラフィックも、山口さんに制作していただいています。配信のタイミングではすでに公開されているはずですので、ぜひチェックしてみてください。
最初にお話ししたようにこのスペースはTANKという施工会社が運営をしています。まずはTANKがどのような会社なのか、中尾さんからご紹介いただけますか?
中尾:2010年に代表の福元成武が設立した会社で、現在は22名ほどの社員がいます。主な業務は空間施工や家具製作などの施工管理、および設計です。僕らの工場が桜新町にあるのですが、そこで試作をつくり、建築家の方々と試行錯誤しながらものづくりをするという姿勢を大切にしているチームです。
原田:TANKは業界内での知名度は高いと思いますが、施工会社が表に出るようなことは通常あまりないですよね。以前から、自ら何かを仕掛けていこうという意識が強い会社だったのですか?
中尾:そうですね。自分たちでアトリエをつくってアーティストに貸し出したり、オリジナルの家具やプロダクトを販売したり、小規模なプロジェクトはこれまでも行ってきました。ただ、今回のように“大ごと”というか、大きな反響をいただく規模のプロジェクトは初めてになります。

“お店の素人”が始めた1年限定の店舗
原田:その“大ごと”は、どのような経緯でスタートしたのでしょうか?
中尾:僕が最初に、お酒を飲めて販売もするようなお店をやりたいなと思ったのがスタートでした。周囲にお酒の造り手やインポーターの知り合いが数人いたんです。僕たちは空間づくりが得意なので、そういうところと組み合わせたら面白いお店が始められるんじゃないかと考えました。
TANKは桜新町に工場を構えて10年ほどになりますが、工場はどうしても音が出ることもあり、街の方々に必ずしも良いイメージを持たれているわけではないかもしれないということもありました。もっと街に親しまれる工務店になるための街との接点が欲しいと思ったことも、お酒を扱う店をやりたいと思ったきっかけのひとつです。
原田:工務店がいきなりお酒の販売を始めたいというのは少し謎な感じもしましたが(笑)、地域との関わりをつくるということがきっかけとしてあったんですね。
中尾:そうですね。工務店という仕事柄、接点はデザイナーさんやクライアントさんに限られてしまうのですが、それを拡張するようなきっかけをつくりたいというイメージがありました。
原田:先日、僕と山田さんでお伺いしましたが、結構広いスペースですよね。いまのお話を聴いて、こぢんまりしたスペースを想像される方もいるのかなと思いますが。
中尾:当初は僕も小さなスペースをイメージしていたのですが、最終的には工場に近いことを大事にしたいというところで物件を探し始めました。いまの物件は1年後の立て壊しが決まっているため、広さの割に賃料が安くなっていたんです。僕たちにとってもやったことがない事業を始めるというところだったので、1年という縛りもポジティブに考えられるのではないかと思い、ここでチャンレンジすることに決めました。
当初イメージしていた僕が一人で店に立ってお酒とオリジナルのプロダクトを販売するということだけでは場が埋まらないと思い、ちょうど独立したばかりで、知り合いも多い宮下くんに手伝ってよと声をかけたという流れです。
原田:宮下さんは、これまでお店の運営に関わった経験はあったのですか?
宮下:全くないですよ。だから、3人とも素人ですね。逆に入ってくれているコーヒー屋や古着屋の人たちは、お店を持っていたり働いた経験があったりするので、コンテンツ側がお店のプロで、運営側がお店の素人という状況が生まれているのがいまのbuffですね。
原田:面白いですね(笑)。コンテンツを提供してくれている方々は、もともと繋がりのある方にお願いしているのですか?
宮下:そうですね。コーヒー屋さんは中尾くんも日和ちゃんも仲が良くて、僕も10年くらい前に出会ってずっと仲が良かったり、古着屋は僕の彼女だし、本屋さんも含め、本当に友達しかいないという感じですね。
原田:改めて、現在buffではどのようなものを扱っているのか教えていただけますか?
中尾:コーヒー、ビールやワインといったお酒類、保存ができる食品、古着、本です。本に関しては、アートブックなど小規模な出版をされている方々の本を集めてもらっています。あとは作家さんのプロダクトや、自分たちでつくった家具やプロダクトなどが現在のラインナップです。
もともとお店を持っていた方やECで活躍されている方々が集まっていて、実店舗をシェアするというところにメリットを感じて参加してくださっている方が多いかなと思います。
山田:僕はオープン時にもお店にお邪魔しました。コロナ禍前後に、お店を持たなくてもオンラインで完結できるという認識が広がって、郊外に行くと尖ったお店でも売上の主体はオンラインに頼っているようなところが増えていく中で、やっぱり場所があるといいよねという揺り戻しのような気持ちがみんなの中に芽生えている気がしています。buffはまさにそういう空間であり、バラバラのメンバーが自分の得意なものを持ち寄るマーケットのような面白さがありますよね。
中尾:僕たちは素人だという自覚もあったので、まずはお店をやってみて、現場で起きたことを拾い上げてアップデートし続けていこうと最初に決めていました。
宮下:僕は普段設計をしているので、例えばクライアントがお店をやりたいと言ったら、計画を立てて、図面上でアップデートして、立体を立ち上げるというプロセスがあるのですが、今回はそれをすべてすっ飛ばしているんですよ(笑)。全部TANKがつくっているので図面なんてないし、何がどうなるかもわからない。場当たり的というか、「なんでこうなったかわからない」みたいな感じが、最初に山田さんが来た時にはあったのかなと。
中尾:最初はお客さんに入りづらい店だと言われたので、入りやすくつくり直したり、桜新町は犬の散歩をしている方がたくさんいらっしゃって、「犬は入れますか?」とよく聞かれたので、犬が入れる仕様にしました。本来は事前にリサーチをして対応するものだと思いますが、計画期間を短くして、オープンしている時間をできるだけ長くしようというところで始めています。
山田:「つくりながら場を育てていく」というのはよく理想として言われますが、実際にそれをやるのはなかなか大変で、手を動かして変えていける能力がないとできないんですよね。「可変性があります」「動かして使えます」と言っても実際に動かすのは難しかったりする。そこがTANKがやっている良さですぐにつくれる。宮下さん自身も手を動かせる人だから、気になったり、面白くなければすぐに変えればいい。1年間かけて空間が動き続けているという意味で凄く面白い取り組みだなと。
他者が介入できる余白をつくる
山田:ちょうど僕たちのイベントが開催されるくらいのタイミングで、buffはいまの場所での役割を終えることになるんですよね。
中尾:一応3月末をもって閉店という形になります。実質の営業期間は約300日間ということになります。
原田:これまでの活動を振り返ってみて、具体的にどのようなことをされてきたのでしょうか。イベントや特徴的な活動について、ぜひお聞かせください。
中尾:空間を自分たちで変えていくことは、必要に迫られた部分もありましたが、僕たちの得意分野を活かしてお店の魅力にしたいという思いから始まりました。次第に、お店に来てくれていたデザイナーの方々と一緒に場所をアップデートしていくようなことを始めて、それが「TANKT」というプロジェクトになりました。これは、色んなデザイナーさんと一緒にbuffで使う什器や家具を展示・販売する試みです。
また、フード関連のイベントなども色々やっていて、実店舗をまだ持っていない方々のチャレンジの場として出店していただいたり、現在入っていただいているコーヒー屋さんである「周波数」の(小原)瑠偉さんはもともとDJをやっていて、アーティストの繋がりがたくさんある方なんです。お店に色んなアーティストさんが来てくださって、その会話の中から彼自身が音楽レーベルを立ち上げることになり、僕たちと一緒にカセットテープをリリースしたのですが、そのパッケージは山口がデザインしています。場所をつくったことで、最初から計画していたわけではないのですが、「ここでやれることは何だろう?」ということを個人個人が考えて、色んな企画が生まれているという状況ですね。
原田:山口さんは当初、お店のロゴやサインといったグラフィック周りを担当されていましたが、それ以外の当初するはずではなかったデザインをする機会も結構増えていったのですか?
山口:そうですね。先ほど話があった周波数の瑠偉さんが「レーベルをやりたい」と話しているのを横で聞いていて、「じゃあ私がグラフィックをやりますよ」と会話の流れでプロジェクトが走り出すといったことがbuffではよくありました。場所があって企画が立ち上がるから、そこにグラフィックが必要になるという流れでどんどん巻き込まれていった感じですね。
原田:自社で施工ができるTANKの強みを活かして空間を変えつつ、そこへ外からも色んな人たちが関わっていく。山田さんがおっしゃった「マーケット」のように中と外が混ざり合い、それをTANKの技術が支えるという形で運営をされてきたということなんですね。
宮下:「他者が介入できる余白をつくり続ける」ということをずっと意識していたのかなと感じています。 通常、店舗設計では設計者のスタイルやお店のアイデンティティが内装や空気感として出てくると思いますが、buffについては「デザイナーは誰か」と聞かれても「誰もいない」と答えています。
僕らがゼロの状態をつくって、そこに色を足すのはコンテンツの方たちや「TANKT」に携わるデザイナーたちだったりする。そういうものが際立つような状態を常につくり続けるということをやっていて、グラフィックもその一環として、余白を残しつつも華があるような状態をつくってもらっているのかなと。
制作者が場を持つことの可能性
原田:これまでもデザイン会社やデザイナーが、ギャラリーやカフェ、ショップといった場所を持つ流れはありましたよね。その目的は、事業として新しい柱をつくるということもあれば、ネットワークやコミュニティ形成などさまざまですが、コロナ禍を経て場のあり方が再定義されつつある中で、ものをつくる人が場を持つことには、これからどんな可能性があるとお考えですか?
中尾:以前から業界ではTANKを知ってくださっている方はいましたが、僕たち自身それをあまり認識できていなかったんです。今回、桜新町にお店を構えたことで、そうした方々と直接お話ししたり、デザイナーさんに近隣の工場をご案内して「僕たちはここでこういうものをつくっています」と伝えられるようになりました。工場のすぐそばにお店を持ったからこそ、次の何かに繋がるきっかけにしてもらえる可能性があると感じています。
基本的には僕たちが責任を取るから、デザイナーにはある意味好き勝手やってほしいというか、実際にこちらからのオーダーは特にないという進め方が結構多かった気がしています。そういう自由度をもって考えてもらい、チャレンジしていること自体が結果的にお店の魅力になっていくのかなと。僕たち自身がお店の素人で、ディレクションみたいなことがそもそもできないからこそ、みんなが個人個人で考えて最善を尽くそうという形が、制作者がたくさん関わっていることによって取れたのかなと。
原田:ディレクションのないお店のあり方は面白いですし、本当に仮設的ですよね。
中尾:それが良いことなのかは僕らもまだ分かっていませんが(笑)、オープンから250日以上が経過して、このやり方だからこそ僕らの想像を超えたものが次々と生まれていったなと思っています。
原田:おふたりはいかがでしょうか?
山口:具体的な話になってしまいますが、buffのサインやVIでは、カッティングシートを転写して使うリタックシートというものがあるのですが、それをあえて剥がさず、そのまま残すことをアイデンティティにしました。正直、サインとしては非常に見づらいので、攻めすぎかなと不安もあったのですが、実際にお店に立ってお客さんの反応を見ると、意外にもすんなり受け入れられ、ポジティブな感想をいただけたことが個人的には驚きであり、うれしかったことでした。
そういうリアクションを間近で体験できることが、デザイナーとしてbuffに関わる大きなメリットですね。リアクションをもらいながらそれを反映し、グラフィックをガンガン変えていくということも心がけてやっているところですね。
原田:自分がデザインしたサインへの反応をその場で見る機会は、通常はあまりないですよね。
山口:ドキドキしながら見ています。
原田: buffでの経験を通じて、普段のデザインの考え方やアプローチに変化はありましたか?
山口:そうですね。自分はデザインする時に企画やプロセスに介入してデザインすることを普段心がけているし、興味があることなのですが、その後を見ることが今回できたことによって、その介入の仕方が少し変わるという実感はありました。デザインの後を知ることで、「手前」の入り方の感覚が結構変わったなと。
宮下:僕は、もともとこういうことには興味がありました。それこそDESIGNTIDEの時もそうだったのですが、設計の依頼を受けた時は「宮下くんらしくやってください」と言われたので、僕も人を巻き込んで巻き込んで設計していきました。buffも大元ではそれにつながっていて、設計の前段階のところから終わった後までをずっと見続けていくということに興味があって、その流れにはいると思っています。buffは、その単純な設計業務がない関わり方で、本当におせっかいをしてるだけだなという感覚がいまはあります。いまはそれが1つのキーワードだと捉えていますが、建築家としてそれがどうつながっていくのかは正直全然見えていない。ここを整理したいなという感覚が凄くありますね。

原田:buffとして今後の展開について具体的にお話しいただけることはありますか?
宮下:次のステップについては、いままさに3人とTANKと一緒に考えているところです。直近では、「TANKT」の第2弾が2月後半から3月にかけて始まります。
中尾:配信の頃には、インスタグラムなどで詳細が発表されているはずです。
宮下:他にも飲食イベントがいくつか予定されていますし、3月27日(仮)にはクロージングイベント、28日には最終営業日を迎えます。3月はまさに「イベント祭り」という感じです。
原田:まさに最終月に、僕たちのイベントも開催させていただくわけですね。
今日のお話を伺って、buffという場所がどこまでわかったのか、逆に謎がさらに深まった方もいるかもしれません(笑)。少しでも気になった方は、ぜひこの空間を体感するという意味でもイベントへ足を運んでいただけるとうれしいです。
最後に、改めてイベントの告知をさせてください。「デザインの手前」2周年記念イベントは、3月7日(土)14時頃のスタートを予定しています。詳細はPeatixのイベントページに掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
ゲストには、建築家の板坂留五さん、グラフィックデザイナーの坂本俊太さん、クリエイティブディレクター・映像作家の鈴木健太さん、プロダクト・インテリアのデザインをされている竹下早紀さんの4名をお迎えします。当日は、冒頭にお話しいただいたコーヒーやビール、ワインなどはご提供いただけるのでしょうか?
中尾:そうですね。当日提供させていただこうと思っております。
原田:ありがとうございます。そちらも楽しみにしてます。今回、buffが色んなクリエイターの方と関わられているというお話がありましたが、「デザインの手前」は基本的にポッドキャストで音声で配信をしてきていて、場から生まれるコミュニケーションみたいなものはなかなか普段は難しいんですね。今回は特に新しい世代のデザイナーの方に来ていただくというのもあって、デザインの領域や世代を超えて皆さんとお話しできる機会にもしたいなと思っています。色々な方と話せる場にもなるはずなので、ぜひ皆さん足を運んでいただけたらなと思っております。
ここまで御三方どうもありがとうございました。イベントもよろしくお願いします。
宮下+山口:ありがとうございました。
中尾:よろしくお願いいたします。
山田:よろしくお願いします。
「デザインの手前」2周年記念公開収録
日時:3月7日(土)14:00〜21:00
開場:buff(東京都世田谷区桜新町2-18-16)
登壇者:板坂留五(建築家)、坂本俊太(クリエイティブディレクター・アートディレクター・グラフィックデザイナー)、鈴木健太(クリエイティブディレクター・映像作家)、竹下早紀(デザイナー)
入場料: 無料(1ドリンクオーダー制:1,000円)
内容: 公開収録(個別インタビュー)+会場限定クロストーク+交流会
参加申し込み:https://design-no-temae-2nd.peatix.com
告知グラフィック:山口日和
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